W3Cへの提議(W3Cスタッフのコメント)
我々、W3C会員たる Autodesk, Inc., Hewlett-Packard Company, Macromedia, Inc., Microsoft Corporation, Visio Corporation は、W3Cに対し、下記にリンクされている文書からなる以下の仕様をここに提議する。
これはまとめて「提議 (submission)」と呼ぶ。我々は、この提議が「VML」提議として知られるよう請求する。
この文書は、ベクトルマークアップ言語(VML)の仕様を記述するものである。VMLは、既存のHTMLの能力に基礎を置き、ベクトルグラフィック情報をHTMLページでよく見られるテキストやその他のデータと統合できるようにするマークアップ言語である。ベクトルグラフィックは、現在HTMLで標準化されているラスターフォーマットに勝る明らかな利点、すなわち表現のコンパクトさやスケーラビリティを提供することでよく知 VMLはXMLの応用である。その書式は、リッチな編集性やHTMLベースのオーサリングツールにおけるグラフィックデータの交換という基本的な要求に沿うだけでなく、ハイレベルの手作業編集のサポートをも提供する、無状態的な構造化意味論を定義する。
Autodesk, Inc. は、この寄稿がW3C勧告として採用された場合には、どのW3C会員も、W3C勧告をサポートする目的で、この寄稿の中で記述された技術を実装および使用するライセンスを、Autodesk Inc. からロイヤリティフリーのベースで入手できることに同意する。このライセンスの1条件は、W3C勧告の実装に関し Autodesk, Inc. およびその他の会社に対して特許権を主張しないことの当事者の合意でなければならない。Autodesk, Inc. は、この寄稿の素材および内容の中にあるかもしれないその他すべての権利を明示的に留保する。
Autodesk, Inc. は、この寄稿が他人の権利を侵害せず、または特定の目的に適合していることの保証を含め、この寄稿に関する一切の保証を否定する。
Hewlett-Packard Company は、この寄稿がW3C勧告として採用された場合には、どのW3C会員も、W3C勧告をサポートする目的で、この寄稿の中で記述された技術を実装および使用するライセンスを、Autodesk Inc. からロイヤリティフリーのベースで入手できることに同意する。このライセンスの1条件は、W3C勧告の実装に関し Hewlett-Packard Company およびその他の会社に対して特許権を主張しないことの当事者の合意でなければならない。Hewlett-Packard Company は、この寄稿の素材および内容の中にあるかもしれないその他すべての権利を明示的に留保する。
Hewlett-Packard Company は、この寄稿が他人の権利を侵害せず、または特定の目的に適合していることの保証を含め、この寄稿に関する一切の保証を否定する。
Macromedia, Inc. は、この寄稿がW3C勧告として採用された場合には、どのW3C会員も、W3C勧告をサポートする目的で、この寄稿の中で記述された技術を実装および使用するライセンスを、Autodesk Inc. からロイヤリティフリーのベースで入手できることに同意する。このライセンスの1条件は、W3C勧告の実装に関し Macromedia, Inc. およびその他の会社に対して特許権を主張しないことの当事者の合意でなければならない。Macromedia, Inc. は、この寄稿の素材および内容の中にあるかもしれないその他すべての権利を明示的に留保する。
Macromedia, Inc. は、この寄稿が他人の権利を侵害せず、または特定の目的に適合していることの保証を含め、この寄稿に関する一切の保証を否定する。
Microsoft Corporation は、この寄稿がW3C勧告として採用された場合には、どのW3C会員も、W3C勧告をサポートする目的で、この寄稿の中で記述された技術を実装および使用するライセンスを、Autodesk Inc. からロイヤリティフリーのベースで入手できることに同意する。このライセンスの1条件は、W3C勧告の実装に関し Microsoft Corporation およびその他の会社に対して特許権を主張しないことの当事者の合意でなければならない。Microsoft Corporation は、この寄稿の素材および内容の中にあるかもしれないその他すべての権利を明示的に留保する。
Microsoft Corporation は、この寄稿が他人の権利を侵害せず、または特定の目的に適合していることの保証を含め、この寄稿に関する一切の保証を否定する。
Visio Corporation は、この寄稿がW3C勧告として採用された場合には、どのW3C会員も、W3C勧告をサポートする目的で、この寄稿の中で記述された技術を実装および使用するライセンスを、Autodesk Inc. からロイヤリティフリーのベースで入手できることに同意する。このライセンスの1条件は、W3C勧告の実装に関し Visio Corporation およびその他の会社に対して特許権を主張しないことの当事者の合意でなければならない。Visio Corporation は、この寄稿の素材および内容の中にあるかもしれないその他すべての権利を明示的に留保する。
Visio Corporation は、この寄稿が他人の権利を侵害せず、または特定の目的に適合していることの保証を含め、この寄稿に関する一切の保証を否定する。
この請求または提議の中で触れられている登録商標は、以下のとおりである。
提議は、W3C会員組織の内部において、無料で配布されてよい。
提議は、一般向けに、無料で配布されてよい。
提議の中で仕様化されているテクノロジーの第三者実装に関わるライセンス可能なテクノロジーに関しては、以下の点が留意されるべきである。
我々は、W3Cが、申込みをスタイル、表現、または新しいグラフィックの作業領域の下の既存の作業の中へ採用することを提議する。さらに、グラフィック、非テキスト情報およびその後の表現についての複数の規格が、異なるマーケットの要望に沿うべく要求されてもよいと考える。理想的には、この提議に関する作業は、既存のマーケットの慣行に向かって傾斜しつつ前進し、その後に、複数のベクトルグラフィックがウェブ上にあるならば、その問題に対する異なるアプローチの間で相互運用性と機能的スケーラビリティとを実現する長期的な努力がなされるべきである。
この作業を援助するため、我々は、W3Cに対して、技術的編集アシスタンスを提供できるであろう。
文書に対して何らかの変更が必要であるならば、我々は、W3Cプロセスによって将来のバージョンが生み出されるものと期待したい。
この提議についての一般または報道機関からの問い合わせは、つぎの宛て先に願いたい。
(下記の名前を見ること)
1998年5月13日.